映画紹介の壁
先日僕が大好きなとあるシンガーソングライターの方に映画を紹介する機会がありある作品を紹介しました。
僕が映画を紹介するときは必ず以下の質問をします。
・好きなジャンル
・苦手なジャンル
・暴力描写の有無
迷ったときはもっと絞り込むこともありますが基本ベースはこんな感じ。
その方は、ヒューマンドラマ、ラブストーリー、ラブコメが特に好きでホラーとアクションが苦手とのことでした。正直これしか聞いていない故にサブスクの縛りがあったので一万本近く観てきた映画の中で何をお勧めするのかかなり迷いました。
そこで僕は最愛の映画監督NWRの作品「ドライヴ」をご紹介しました。
純愛物語でもあり、時にクライムスリラーでもあるジャンルごった煮とも言える作品。
スタイリッシュかつ繊細な映像美で描く孤独な男の鎮魂歌。
正直この映画が苦手な人はあまりいないのと「シュールすぎて退屈」というような批判以外は受けたことありませんでした。なのでその人の趣味嗜好をあまり認識してない場合は必ず紹介する一本でもあります。個人的に大好きでタトゥーにするくらいですからね。
ただ一つ失態を犯してしまったのです。
暴力描写が苦手かどうかを聞くのを忘れてしまい、嫌な予感は的中。
その方から頂いた感想は著しく否定的なもので、「あまりにも激しい暴力描写に言葉を失いました。」と返答されました。
映画だけでなく、何かを紹介するにしろその人の趣味嗜好や価値観、基準はお薦めする側にあるものであり、それが誰にでも通用するわけでは無いです。
その方はそれでも「映画を紹介してくださり感謝致します。」と。
僕はちょっと悔しい気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。僕が薦めた映画を賛同してもらおうなんて思ってません。むしろ感じたことをありのまま伝えてもらう方が嬉しい。
僕の経験でのお話になりますが、僕はMCU作品がとても苦手です。僕が思うがまま感想を述べるとMCUのファンの方々から猛烈に攻撃されたことがあります。
でもどうでしょう。どんなものにも必ず賛否がある。
どれだけ優れていようが、どれだけ傑作と評価されても誰1人として否定しないものって絶対に存在しないと思うんです。
たまたまその人には合わなかったというだけでなぜ人は否定的になるのでしょうね。
僕の好きな映画を否定されても、そういう意見もあるんだなと逆に勉強になることもありますからね。
賛否があるからこそ、作品って面白いものだと思います。
このブログを読んでいる皆様も、僕が紹介した映画を観て、僕に賛同するのではなく、ありのままの感想を僕にお伝えください。
無理して面白かったと言わず、僕は(私は)つまらなかったと遠慮なくありのままの感想を。
逆に無理してつまらなかったって言わないでくださいね。笑
でもね、映画紹介するのって意外と難しいです。笑
正解がないので余計に。だからやめられないのです。
Super,
lenely